はじめまして。サイト管理人の なな と申します。自分の経験から、キャリアに迷う看護師さんたちのお手伝いができればと思い、このサイトをつくりました。
30代女性、主訴:キャリア迷子。
看護師として新卒から15年間、病院で働いてきました。
仕事はそれなりに楽しく、子育てともなんとか両立できて、嫌なこともありましたが周りの人には恵まれていました。
でも、30代になってふと、不安に。
きっかけは、別業界で会社員をしている夫の大幅な昇給でした。これまでの仕事が評価されたのです。
喜ばしい反面、自分の現状と比較して辛くなったのを覚えています。
看護師は、どんなにがんばってケアの質を上げても評価されない。
本を読んでセミナーに通って知識をたくさん増やしても、新人さんとほとんど変わらない額のお給料。
それでも後輩指導やリーダー、委員会、残業とくたくたに疲弊する毎日。
育児をしていると、管理職や認定看護師への道は遠のく。
そもそも、先輩たちの働きかたはもっとブラックで、能力がある人たちでも正当な報酬をもらっていない現状。
「この先、定年まで20年以上、この仕事をずっとつづけていくのかなぁ……」
「頑張らないで適度に手を抜ける人が、いちばん得をするんじゃない?」
そう考えたら、ずっと頑張ってきた自分がなんだか馬鹿らしくなって。
看護師を辞めることを考えました。
(手を抜くことを非難しているのではありません。仕事では最低限の生活費を稼いでプライベートを優先させる価値観も素敵です。ただ、わたしには合わなかったというだけのことです。)
「でも、看護師としてずっとやってきて、キャリアチェンジすることができるだろうか?そもそも、わたしは看護師じゃなかったら何をしたらいいんだろう?」
これが、キャリア迷路に迷い込んだ瞬間でした。
自分がどうしたいのかわからない
看護師を辞めることを考えたときに「キャリアチェンジの方向性がわからない」という壁にぶつかりました。
そこでまずはネット検索、本、まわりの看護師以外の人たちなどから転職に関する情報を集めました。
フリーランスや副業も考えて、いろいろと手を出してみました。(ブログもそのうちの一つです)
でもやっぱり、いくら時間をかけても、自分がどうしたらいいのかわからない。
こんな仕事や働きかたはいいなと思うけど、自分に合っているかわからないし、自分にその能力がないかもしれないし……
今思えば当然です。「自分のしたいこと」の答えが他の人の話のなかから見つかるはずがありません。
もやもやした中を手探りで進むうち、どうやら「自己分析」が大事だと知りました。
自己分析は「自分を知ること」ですが、「自分探し」とは違います。
自己分析とは、自分の価値観・自分の軸を理解するための行動の指針を見つけることです。
わたしに足りないのは、自己分析でした。
一般転職と看護師転職の大きなちがい
看護師資格があれば就職に困らないとよくいわれます。
たしかに、新卒で就職活動したときも、病院から病院へ転職したときも、就職試験に落ちたことはありません。
面接に行けばケーキと紅茶でおもてなしを受けたり、就職が決まればエージェントからお祝い金をもらったり。
看護師の就職活動って、引く手あまたで楽勝すぎるんですよね。そもそも「看護師として働く」ということ自体はほぼ決まっている。準備がほとんどいらない。
でも、一般的な新卒の就職活動は違います。
星の数ほどある会社のなかから20~30社を選び、何度も選考を重ね、企業からは厳しい質問をされる。時には圧迫面接を受けることもある。
だから、自己分析や企業分析をして入念な準備をする必要がある。
そのなかでみんな「自分の軸を固める」作業をすでにしているんですね。
進まない自己分析
自己分析が足りないこと、自己分析の必要がないからスルーしてきてしまったことはわかった。
でも、具体的なやり方はやっぱりわからない。
普段の仕事や育児の合間を縫っては、さまざまな自己分析ツールを使い、人に聞き、キャリア関連の本も30冊は読みました。
その中でわかったのが、自身の自己認識の低さや思考のゆがみ。
それらをひとつずつ解消し、自分の今の立ち位置や、強み、進みたい方向性がぼんやり見えてくる。
もやもやが晴れてくるまで、実に半年ほど経過していました。
いよいよ、転職活動
看護師の転職は、よさそうな施設を見つけさえすれば、履歴書を送って面接を1回受けたら、すぐ内定をもらって終わりですよね。
一方、一般的な転職は手順が大きく異なります。
そもそも知らない業界に飛び込むことになるので、情報収集のためにも転職エージェントを使うこと、複数企業に応募することは必須でしょう。
履歴書のほかに「職務経歴書・自己PR」を提出し、書類選考を通過した後も2~3回面接をします。
やっと内定が出るまで2~3ヶ月。もちろん、途中で落ちればまた別の企業へ応募しやり直し。
「内定お見送りメール」を受け取るたび自分に価値がないように感じ、心が折れそうになることが何度も何度もありました……
「こんなにつらいならもう、このまま病院で働くのでもいいかな。」
そんな風に考えてしまったときは、夫や友人に相談に乗ってもらいました。
自分の軸を再確認するところまで立ち戻って、なんとか乗り越えようとしています。
みんなひとりで、こんなに大変なことをしているの?
「看護師 転職」などで検索すると、病院から病院への転職に関する情報しかほとんど出てきません。
産業保健師や美容看護師になった個人のブログがたま~にみつかる程度。とくに、看護師から企業への転職ノウハウを発信している人はほとんどいない。
転職に関しての相談相手は転職エージェントがメインでしょうか。
でも転職エージェントは報酬を転職者を紹介した先の企業側から受け取っています。そのため、わたしたち「求職者」の完全な味方とは言いがたい。
長く孤独な闘いでした。
現在ではある企業から内定をいただき楽しく働いています。
もちろん不満ゼロとはいきませんが、納得したうえで前向きにとらえています。
つらくて、しんどくて、心がしにかけていたあの頃よりずっとずっと理想的です。
そこで、わたしの体験を共有できればこれから転職したい誰かのお手伝いができるのではないかと思い、このブログを立ち上げました。
このブログにはわたしがした初歩的な失敗や、膨大な時間をかけて収集した情報を集約しています。
読んでくださった方のお役に立てればうれしいです。