看護にやりがいを感じないんだけど、このまま看護師続けていいのかな。
看護のやりがいがないのはダメ?
お金を稼ぐためだけでもいいんじゃない?
看護にやりがいを感じず、漠然とした不安を抱えている人は意外と多いです。
ですが、やりがいがないまま仕事を続けていると将来後悔する可能性も。
この記事では看護師歴15年の筆者が、看護にやりがいを感じない3つのタイプとその対処法について解説します。
キャリアに不安に感じる人は、人生の分岐点にいるということです。
一度、キャリアの棚卸しをしてみましょう。
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看護師の仕事のやりがいとは
辞書によるとやりがいとは、「するだけの価値や張り合い」という意味です。(岩波国語辞典 第8版より)
一生懸命に取り組んだぶん価値や手ごたえを感じると「やりがいがある」と思えますよね。
それでは、看護師のやりがいとは具体的にどんなことなのでしょうか。
看護師のやりがいは、以下のようなものを挙げる人が多いでしょう。
- 患者さんを気づかってケアしたことで感謝される
- 予習して処置介助に入ったことでスムーズに終わり、褒められる
- たくさん勉強したことで患者さんの病態が理解でき、効果的なケアができる
- 患者さんの状態を見極めて適切に介入でき、患者さんが回復していく姿が見られる
- スキルアップすることで昇進・昇給する
やりがいがないまま看護師を続けるリスクは?
看護師という仕事にやりがいを感じないまま続けるとリスクがあるのでしょうか。
結論、将来的に仕事が選べず、つらくなっても逃げ道がなくなる可能性が高まります。
今現在仕事にやりがいがなくても、自分が困っていなければ問題ないと感じるかもしれません。
大切なのは、自分の生活全体のバランスですからね。
ただ、やりがいがない状態が今後もずっと続くようなら問題です。
やる気なく漫然と仕事を続けていると、人材としての価値が落ちて逃げ道がなくなってしまう可能性があるからです。
採用する側の立場になればわかるのですが、求められる人材は、若くて、夜勤ができて、新しい情報にアップデートできていて、どんな仕事もこなせる人です。
たとえ看護師という国家資格があっても、年齢が上がるほど職場を選べなくなります。
50代になって体力が落ちても、入浴介助や夜勤ばかりの仕事しか選べなかったらどうでしょうか。
今の職場に突然、とんでもないモンスターが入ってくる可能性もありますよね。
逃げ道は常に用意しておく必要があります!
看護師の仕事にやりがいを感じない人は3タイプ
仕事でやりがいを感じるポイントは、看護師という同じ職種でも人によって違います。
やりがいは、その人自身の価値観が反映されるものだからです。
- 人の役に立って感謝されると嬉しい
- 周囲の人に認められるのが嬉しい
- 人との競争に勝ちたい
- 物事を最後まで綺麗にやり切ると気持ちいい
このように、「何に価値を感じるか」の違いがやりがいを左右します。
そのため、あなたのモチベーションが高まる理由を把握することがとても重要です。
看護にやりがいを感じない人のパターンは大きく3つ。
- 行動量がまだ少ない初心者
- 目に見える成果が欲しい人
- 自分なりのゴールに達してしまった人
それぞれ解説します。
やりがいを感じない看護師①初心者
看護師としての経験が浅い人は、やりがいを感じる場面がまだまだ少ないでしょう。
やりがいは、主体的に行動して得られた結果を嬉しく思うことであり、行動の積み重ねの後に感じるものです。
逆に言えば、やりがいは仕事をやりこんでみないと感じられません。
例えば、患者さんの状態がよくなるよう勉強してケアした結果、実際に改善して喜んでもらえるときにやりがいを感じるでしょう。
1〜2年目の看護師がやりがいを感じない理由は、経験不足であることが多いです。
やりがいを感じない看護師②目に見える成果を重視する人
看護は感情的な側面が大きく、質的評価をすることが多いですよね。
そのため、人に喜ばれる・感謝されることを目的とするタイプの人は充実感を得られます。
ただし、やりがい搾取にもつながりやすいので注意が必要ですが…
一方で、目に見える成果や労働に見合った対価を求めるタイプの人はやりがいを感じにくいのが看護です。
看護の成果は定量的に測れるものではなく、構造上給与に反映されにくいからです。
目に見える成果を求める人は以下のような不満を抱きがちです。
- 頑張ってスキルを磨いても昇給しない
- 新人をいびるお局やサボっている人と同じ給料
- 仕事や責任が増えるばかりで対価が得られない
わかりやすい成果がないと頑張っているのに認められないと感じてしまい、モチベーションが保てません。
目に見える成果が欲しい人は努力家なんですよね。
やりがいを感じない看護師③自分なりのゴールに達してしまった人
看護師になること自体が目標だった人や、自己成長を感じることに価値を置く人は、自分が一定のレベルに達するとやりがいを感じなくなってしまいます。
- 仕事を一通り覚えてしまい、新しく習得できることが増えない
- 毎日のルーティンワークに飽きた
- 昇進したいけどこれ以上は難しそう
こんな理由でやりがいを感じなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。
このキャリアの停滞状態は「キャリアプラトー」と呼ばれます。
現在の位置よりも上を目指せる可能性が低いと感じ、モチベーションを保てなくなった状態です。
目標を見失ったために、やりがいを見いだせなくなってしまいます。
看護師がやりがいを感じない時にはどうしたらいい?
看護にやりがいを感じない人のパターンは大きく3つあるとお伝えしました。
- 行動量がまだ少ない初心者
- 目に見える成果が欲しい人
- 自分なりのゴールに達してしまった人
対処法として、パターン1の初心者は今の仕事を継続しましょう。
パターン2と3の人は自分の仕事のやりがいについて一度考え直すべきタイミングです。
パターン①初心者の対処法
看護師初心者がやりがいを感じないのは、まだ経験が足りないだけの可能性が高いです。
そのため、今の職場を継続して経験を積んでみることをおすすめします。
患者さんのことを思って誠実に仕事をしていれば大丈夫。
見えなくとも信頼は確実に積みあがっていき、いずれやりがいを感じる場面がでてくるでしょう。
パターン②目に見える成果を重視する人の対処法
わかりやすい成果でやりがいを感じるタイプの人は、看護師よりももっとあなたに合った仕事があるかもしれません。
たとえば営業職。
看護師として鍛えたコミュニケーション能力を活かせますし、成果を挙げることができれば給料にも反映されます。
早めに看護師以外の仕事も視野に入れてみましょう。
未経験の職種への転職に失敗しないためには、自分のことをよく知ること=自己分析が必要です。
自己分析の方法についてはこちらの記事で詳しく書いていますので参考にしてください。
パターン③自分なりのゴールに達してしまった人の対処法
ゴールに達してしまった人のやりがいがなくなったのは、次のチャレンジをするタイミングだからだと捉えることもできます。
目標を失ったためにやりがいを感じなくなってしまう人は、言い換えると「ゴールがあると頑張れる人」です。
そのため、別のゴールを設定すれば、またやりがいを持つことができます。
何か資格の取得に挑戦するのでもいいでしょう。
もし今の職場で次のゴールが見つからないなら、異動や転職も検討してみましょう。
まとめ:看護師にやりがいがないと感じたときは成長のチャンス!
看護にやりがいを感じない人のパターンは大きく3つです。
- 行動量がまだ少ない初心者
- 目に見える成果が欲しい人
- 自分なりのゴールに達してしまった人
どれも共通しているのは、あなたが今より成長できるかどうかの分岐点にいるということです。
もし今やりがいがないなら、一度自分のことを見つめなおしてみましょう。
違和感を感じたときに行動できる人は、きっと今も将来も楽しく過ごせますよ。
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あなたが生涯やりがいをもって楽しく過ごせますように!
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