看護師として臨床で働くのは疲れた…
でも、せっかく取った看護師免許を無駄にしたくないな。
看護師の資格でできる仕事ってどんなものがあるんだろう?
珍しい求人ってある?
この記事では、看護師から一般企業へ転職した筆者が看護師資格や経験を活かせる求人を職務内容別にご紹介します。
いままで知らなかった意外な職業がみつかりますよ!
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看護師免許が使える珍しい求人を職務内容別に紹介!
それでは早速、なかなか出会えないSSRな看護師求人をご紹介します!
私が転職活動をする中で実際に見つけたものをピックアップしてみました!
病気の子どもの看護(病児・病後児保育室看護師、シッター)
感染症などの病気のために、保育園ではあずかれない子どものお世話をする仕事です。
保育園は感染症に対してとても厳しく、37.5℃以上の発熱で急なお迎えを求められたり、解熱後元気であっても一定期間は登園を禁止されたり…
保育園に預けられないと子どもの親は働きに出られず困ってしまうので、保育士や看護師が代わりに子どもをあずかります。
病児を看護する仕事はおもに以下の2パターンです。
- 病児保育施設で病気の子どもを預かる、病児・病後児保育室勤務
- 病気の子どもがいる家庭に訪問し、子どもの自宅で面倒をみる、病児・病後児シッター
近年、核家族と共働き世帯が増えた影響で各自治体が保育園を積極的に増設しています。保育園児の増加にともない病児保育のニーズも増加しているのですが、病児保育室の設置が追いついていないのが現状です。
そこで各自治体は保育園新設だけでなく病児保育施設や訪問型病児保育に対しても運営費の助成金を出して積極的に支援しています。
病児保育室は看護師が常駐することが原則のため、求人は今後も増えていくと考えられます。
病児保育室はおもに平日日中のみ施設に勤務する形です。
一方で訪問型の病児シッターなら自分の都合に合わせていろいろな働き方ができますよ!
病児保育室看護師は看護師転職サイトに、病児シッターはシッター事業をやっている企業HPの採用ページに載っていることがあります。
障がい者のサポート(肢体不自由児の特別支援学校、企業従業員の支援)
障がい者が社会で生活できるようお手伝いをする仕事です。
肢体不自由児の支援では小学生から高校生までが対象です。具体的には医療的ケア児の送迎や痰吸引、経管栄養、人工呼吸器管理などの医療処置を行います。
障がい者従業員の支援では、企業に勤めている対象の従業員への面談・指導・研修を行います。ひとりひとり障がいの種類・程度が異なるので個別性に合わせた対応が必要です。
看護師転職サイトや総合型転職エージェントで求人をみつけることができます。
救護・医務室(旅行添乗・遊園地・イベント・海・スキー場・学校・刑務所・ホテル)
救護担当の業務はあらゆる場所での募集があります。
業務内容としては、急な体調不良や外傷などに対処する仕事がメインでしょう。それぞれの場所での保健室のような役割をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
勤務場所の特性によって必要とされるものが若干異なります。
例えば、スキー場なら頭部外傷や捻挫・骨折など外傷の対応がメインで多少のスキー経験が必要な場合もあります。
海なら熱中症や軽い外傷などがメインですが、クラゲ刺傷など海特有のものもあります。
看護師転職サイトや、人からの紹介経由で求人を見つけましょう。
検疫(空港・湾港)
検疫官は空港や港で外来の感染症を国内に持ち込ませないための検疫業務をメインに行う仕事です。
業務内容は、入国者の健康確認や感染症があった場合の待機施設の運営などの検疫のほか、衛生管理、健康相談や予防接種などもおこないます。
厚生労働省から国家公務員としての募集がありますのでチェックしてみてくださいね。
求人は厚生労働省のHPに載っています。
実習指導教員・看護国家試験予備校教師
看護の実習指導教員や看護師国家試験予備校教師は、看護学生の教育を担う仕事です。
特に実習指導教員は学生の実習指導を行う「専任教員」の仕事をサポートします。よりハードルの高い専任教員になるためのステップと考える人が多いでしょう。
専任教員になるためには、5年間以上かつ過去5年以内の臨床経験と、看護教員養成研修大学での教育に関する科目の単位取得が必要なため、簡単には転職できません。
ですが、実習指導教員や看護師国家試験予備校教師なら5年以上の臨床経験があれば転職できます。
看護教育に携わりたい人は、まずはこのどちらかをめざしてみましょう。
どちらも看護師転職サイトから転職することができます。
看護師資格は使わなくても、看護師経験から応募できる別の仕事
看護師資格・経験があれば、いったん臨床を離れてもあとでまた戻る選択肢もあります。
看護師資格を別の職種にチャレンジするための保険として使ってみてはいかがでしょうか。
看護師から転職しやすい、医療関連の仕事であれば看護師としての知識や業務経験も活かせますよ。
自分が何をしたいかわからない…という方は、最初に自己分析をしましょう。
それでは、医療に関連した看護師経験から転職できる可能性のある職種をご紹介しますね!
医療系雑誌編集
医学的知識を活かしつつ雑誌の編集業務をする仕事です。
編集業務なので自分が記事を書くというよりは、コーナーの企画、構成、取材、レイアウトなど、一連の出版物制作業務に関わるイメージです。
コンテンツ制作は執筆者やライター、カメラマン、イラストレーター、漫画家などへ依頼します。
医学・看護雑誌を出している出版社はほとんど東京・大阪にありますので、大都市圏に住んでいて本が好きな人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
総合型転職エージェントで求人を見つけることができます。
医療系webメディア制作、webライター
webメディアの制作は、イメージとしては雑誌編集に近いでしょう。webの仕事なのでものによってはフルリモートででき、全国どこに住んでいてもOKな求人もあります。
自分でブログを書いていて、検索エンジン最適化などに知見があると強みになります。
webライターはweb上の記事を実際に書く仕事です。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスで単発契約をすることもできるので、フリーランスや副業でも可能です。
まずは単発契約から実績を積んで数を増やしていくと安定して稼ぐこともできるでしょう。
webライター経験を積んで編集業務まで巻き取り、収入を増やせる方もいます。
総合型転職エージェントを使うか、クラウドソーシングで徐々に受注数を増やしていきましょう。
医療・ヘルスケア系IT企業のカスタマーサポート
最近は医療・ヘルスケア領域のIT化が進み、ITベンチャーが増えてきています。医療ITにはヘルスケアアプリやスマホの治療用アプリ、オンライン診療、AI画像診断ソフトウェアなどさまざまなサービスがあります。
これらのサービスを使っている人の困りごとをチャットや電話で解決する仕事が、カスタマーサポートと呼ばれる職種です。
医療×ITはGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)も参入している、今後確実に成長していくジャンルです。ベンチャー企業であっても億単位の大きな資本金を獲得している企業も複数あるんですよ。
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医療系広告プランナー
広告プランナーはアカウントエグゼクティブとも呼ばれ、医薬品や医療機器の広告・営業活動を製薬会社などから請け負う仕事です。
業務内容は幅広く、クライアント(製薬会社や医療機器メーカー)への提案、マーケティング、広告企画、プロジェクトマネジメント、予算管理などを一貫して行います。
クライアントだけでなく広告のデザイナーやメディカルライターなどと関わることもあり、多くの人と接しながら自分でものごとを組み立てていくのが好きな人に向いていると言えそうです。
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病院・クリニックの経営コンサルタント
病院・クリニックの経営について戦略を立てて企画運営する仕事です。
事業戦略・企画のほか、人員戦略、マーケティング、新規サービスの企画など、あらゆる関係者と協働して運営をします。
今後起業を考えている、経営コンサル経験を積んで将来的に高額収入を得られるようになりたい、という向上心のある人は経営コンサルタントの仕事が向いているかもしれません。
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医療系人材コンサルタント
人材コンサルタントは、転職にかかわるサポートをする仕事です。業務としては大きく2つに分けられます。
- 求職者への面談や転職成功サポート
- 病院や施設の人材課題解決サポート
最近はweb面談が主流ですので、オンラインでできる業務が増えています。
わたしも転職活動をする中で10人以上のエージェントと面談しましたが、直接お会いした人は一人もいませんでしたよ。
2016年からキャリアコンサルタントという国家資格が設置されたのでそれを目指してもいいでしょう。
総合転職エージェントで求人がみつかることがあります。
看護師資格がなくても経験やスキルが活かせる珍しい求人もある
他にも企業側が意外な理由で看護師経験者を求めていることもあります。
看護師として働く中で身についた対人スキルや正確な作業をするスキルが求められる、全く別業界に転職できる可能性もあります!
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自分の得意なことを活かせて楽しく仕事ができたほうが成果も上がりやすく、最終的な年収アップにもつながります!
まとめ:看護師の資格・経験・スキルでできる仕事は幅広い!
看護師資格は、取得してしまえば幅広く使える資格です。
看護師専門の転職サイトだけでなく、企業側のニーズを知ることができる総合型の転職エージェントでも探してみると、自分では思いつかないような想定外の求人に出会えますよ!
また、一度臨床を離れたとしても、看護師の資格と業務経験があればまた臨床に戻ることも可能です。
「臨床を離れたい」と思ったら、資格を使える仕事かどうかに関わらずチャレンジしてみてもいいでしょう。もし合わなかったとしても看護師資格が保険になってくれます。
それが、看護師資格の強みを真に発揮するということではないでしょうか。
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