【徹底解説】看護師から一般企業への転職はどんな求人がある?収入や働き方は?

夜勤なし、土日休み、デスクワーク…一般企業っていいなあ!
看護師だけで終わる人生なんて嫌だもん!

でも、看護師から一般企業に転職なんてできるの?
せっかくとった資格だし、どうやって転職するのかもよくわからないし…

この記事では、こんなことを解説します。

  • 看護師から転職できる一般企業の具体的な職種、収入、働きかた、転職難易度
  • 転職の方法とコツ
  • 看護師から一般企業へ転職した体験談
  • メリットとデメリット

\ 自分にあった楽しい仕事ができる /

もくじ

看護師から転職できる一般企業の職種一覧

それでは早速、看護師から転職できる一般企業の職種を挙げてみましょう。

  • 産業保健師
  • 健康相談事業のコールセンター
  • 治験コーディネーター(CRC)
  • 臨床開発モニター(CRA)
  • クリニカルスペシャリスト
  • 医薬品・医療機器の問い合わせ窓口
  • 医療系広告プランナー
  • メディカルライター
  • 医療系営業
  • ヘルステック系IT企業のカスタマーサポート

これらは求人の一例ですが、どの職種にしろ未経験転職になるので、確実に成功させるためには自己分析や仕事の棚卸が重要です。
また、一般企業への転職は看護師特化の転職サイトではなく総合型の転職エージェントを使う必要があります。

看護師として働くことに悩んでいる人は、こちらの記事も参考になります。

産業保健師(産業看護師・企業看護師)

企業で働く看護職として一番最初にイメージしやすいのが産業保健師ではないでしょうか。

企業内の従業員の健康管理・相談・指導、年2回の健康診断計画などが主な業務です。働く若い世代が対象なので、身体的な疾患よりも精神的なケアが求められます。

オフィスワークで、土日休み・夜勤なしで働きやすいため非常に人気の職業です。

主な業務企業内の従業員の健康管理・指導
就職先一般企業の企業内診療所
年収450~600万円
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いもの保健師免許、精神保健の経験

転職活動のコツ

公開求人ではなく知人からの紹介なども有効ですので、同時進行で探してみましょう。

産業保健師はコネの世界!公開求人数が少なく人気も高いので、ひとつの求人に転職希望者が何十人も殺到します。ほかの転職希望者に勝てる武器をいくつ持っているかが非常に重要です。

未経験からの転職の場合は、最初に実績づくりとして産業保健野での非正規雇用から始めるなどもアリです。
一時的な年収ダウンも含めた戦略的転職が必要でしょう。

健康相談事業のコールセンター

健康相談のコールセンターも求人数は多くないのですが、企業内診療所の産業保健師よりは採用人数が多くハードルが低めです。

マニュアルがしっかりしており、それに沿った対応が求められるので給与はほかに比べて高くありません。夜勤やパートタイマーでの採用がある企業もあります。

ジャンルによっては産業保健師の実績作りとしていいかもしれませんね。

主な業務電話で健康相談に乗る
精神保健、母子保健、生活習慣病の生活指導など幅広い
就職先健康相談事業を専門にしている企業
年収300~450万円
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いもの保健師免許

転職活動のコツ

看護師専門転職サイトでも総合型転職エージェントでも探せます。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーターは看護師からの転職でいちばん多い職種です。臨床経験を目安3年以上としている求人が多いですね。

病棟勤務で抗がん剤を扱ったことがある人は転職しやすいでしょう。

新薬(おもに抗がん剤)の臨床試験データを収集するために、医師や治験対象者との調整をします。
基本はカレンダー通りの休日ですが、治験を実施する施設によって出張もあります。

主な業務治験参加者への情報提供、スケジュール管理、服薬指導
必要書類作成
就職先CRO(医薬品開発業務受託機関)、製薬企業
年収300~500万円
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いものオンコロジー領域での臨床経験

転職活動のコツ

総合型転職エージェントや製薬に特化したエージェントを使いましょう。

臨床開発モニター(CRA)

治験コーディネーターは臨床現場で新薬治験のデータを集める職種ですが、臨床開発モニターは治験が正しく行われるよう進行管理をする職種です。
出張もありますが内勤が多く、比較的働きやすいといえるでしょう。
看護師だけでなく薬剤師、MR、臨床検査技師からでも転職できるのでライバルが多く転職難易度は高めです。

主な業務臨床治験の進行管理
報告書やカルテとの照合
就職先CRO(医薬品開発業務受託機関)、製薬企業
年収400~600万円
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いものCRC経験、文書作成力、英語力

転職活動のコツ

総合型転職エージェントや製薬に特化したエージェントを使いましょう。

薬剤師やMRがライバルになることもあり、CRAへ直接転職するのは難易度が高いです。高い英語力を身に着けるか、まずはCRC経験を積むのが得策でしょう。

クリニカルスペシャリスト(フィールドナース、アプリケーションスペシャリストなど)

クリニカルスペシャリストは、医療機器を使用する際に医師が製品を適正に使用できるようサポートする仕事です。
手術立ち合いなどで外勤・出張が多くなり、病院へ直行直帰となる場合もあります。

製品・ポジションによっては医療機器営業への教育的業務があったり、営業を兼ねていることもありますよ。
全国転勤の可能性や出張があり、可能な人は優遇されます。

手術室・ICUなどで医師と濃厚にコミュニケーションをとった経験が重宝される職です。

主な業務医療機器の販売後のフォロー、臨床使用時の立ち合い
就職先医療機器メーカー
年収500~800万円
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いもの担当製品による
手術室・ICU・カテ室・ER経験、美容皮膚科経験、眼科経験など
論文読解力、英語力

転職活動のコツ

総合型転職エージェントを使いましょう。
スカウト系サービスを経由して医療機器転職に特化したエージェント何人かとつながりを持っておくと効率的に情報収集できます。
医療機器メーカーは外資系企業が多いので、LinkedInでの情報収集も有効です。

医薬品や医療機器の問い合わせ窓口

メディカル系メーカーで顧客対応をする仕事です。医療機関からの問い合わせを電話で受けて回答します。

基本的には内勤で残業が少なく、ママさんも多いです。

主な業務DI(医薬品情報)や医療機器の問い合わせを受ける
就職先製薬企業、医療機器メーカー
年収300~400万円
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いもの臨床経験3年以上

転職活動のコツ

求人が少ないので長期戦を覚悟したほうがいいです。総合型転職エージェントで余裕をもって情報収集しましょう。

医療系広告プランナー(アカウントエグゼクティブ)

医薬品や医療機器の広告・営業活動を専門的に請け負う仕事です。
クライアントへの提案、マーケティング、広告企画、プロジェクトマネジメント、予算管理など広く扱います。

アカウントエグゼクティブは広告代理店の営業職であり、他業界の広告代理店やマーケティング職へのキャリア展開も見込めます。

業務の範囲が幅広く激務ですが、自分でものを作り上げることが好きな人には経験して損はない仕事でしょう。

主な業務医薬品や医療機器の広告
就職先医療系広告代理店
年収500~650万円
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いもの人間関係構築力、自分で考え企画する力

転職活動のコツ

スカウト系総合型転職エージェントを使いましょう。
求人が少ないので長期戦を覚悟したほうがいいでしょう。

メディカルライター

医学的な知識を使って文章を書く職種の総称です。
就職先によって、製品プロモーションに関わるものと新薬開発にかかわるものの2つに大別されます。

内勤がメインで働きやすいですが、学術論文に毎日のように触れ、英語で文書を作成することもあるため、高い英語力と論文読解力、薬機法の知識などが必要です。

薬剤師からの転職が多い職種ですが、看護師OKの求人もあります。
語学力がネイティブレベルだとさらに年収が上がりやすいです。

主な業務製薬企業のパンフレット制作、雑誌やweb上の医薬品関連記事の制作、薬事申請の書類作成など
就職先製薬会社、医療系広告代理店、医薬系出版社など
年収400~800万円
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いもの英語力、論文読解力

転職活動のコツ

総合型転職エージェントを使いましょう。
薬剤師がライバルになるので大卒以上の学歴や高いレベルの英語論文読解力が必要です。LinkedInでも情報収集できます。

医薬系営業(MR、MS、医療機器営業など)

医学における高度な知識が求められる営業職です。MR、MS、医療機器営業などがありポジションによって役割が異なります。
インセンティブ比率が高く、頑張って成果を挙げれば給与に反映されるので、若いうちに年収1000万も夢じゃありません!実績がわかりやすく、頑張りが金銭的に評価されることを求める人にはうってつけと言えるでしょう。

営業は体力的に大変なイメージですが、未経験でも採用してもらいやすいく汎用性は高いです。
ただしMRは、昨今の薬価マイナス改定の影響を受けて、雇用のほうも新規採用は縮小傾向にあるようです。

ほかの業界で活躍したり、将来的には製品企画やプロモーションへのキャリアチェンジもあり得ます。

主な業務MR 自社の医薬品の特徴、適正使用のための情報提供に関わる営業
MS 医薬品・医療機器など幅広い製品の卸販売の営業
医療機器営業 自社の医療機器の営業、適正使用のためのデバイス使用時立ち合い
就職先製薬企業、医療機器メーカー、医薬品・医療機器の卸売会社
年収400~800万円+α(インセンティブ比率が高い)
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いもの高いコミュニケーション能力、製品の領域での経験、英語力

転職活動のコツ

おもに20代の若い世代が求められます。総合型転職エージェントで探しましょう。

ヘルステック(医療×IT)企業のカスタマーサポート(チャットサポート、コールセンター)

最近増えてきたのがヘルステック分野での仕事です。

ヘルステックとはHealthとTechnologyを掛け合わせた造語で、デジタルテクノロジーで医療の課題を解決する技術のことです。具体的にはAIによる診断、オンライン診療、スマートフォンアプリによる健康管理などが挙げられます。
市場規模は年々拡大しており、ベンチャーであっても億単位の資本金を獲得している企業もあります。

また、2020年には国内初の禁煙治療用アプリが、2022年には高血圧治療用アプリが保険適用されています。

ニュース|CureAppの高血圧症向け治療用アプリが薬事承認へ(日経BP)

看護師が求められるのはおもに顧客対応でしょう。医師や医療職者、患者などサービス提供者へのサポートをするので、臨床での経験が活かせます。

求人数はまだまだ少ないですが、フルリモートでできる求人もあり非常に人気が高いです。

主な業務顧客が製品を使用するときのサポート、問い合わせ対応、マニュアル構築、webコンテンツ制作など
就職先医療×IT系の企業(大企業~ベンチャー企業まで)
年収350~600万円
働きやすさ
転職のしやすさ
持っていると強いものPCツールの使用経験、カスタマーサポート経験、企業のサービス領域での経験

転職活動のコツ

総合型転職エージェントとスカウト系を併用しましょう。ベンチャー企業ならWantedlyでも積極的に探せます。
人気があるので幅広く情報収集し、求人が出たら即応募するスピード感が重要です。

特にフルリモート職では全国どこに住んでいてもOKという企業もあり、求職者が集中します。

看護師から医療とは全く関係のない職種への転職も視野に

ここまでに挙げた職種以外にも転職することももちろん可能です。
看護師免許があるからといって必ずしも免許を使う必要性はないし、医療に全く関係のない業界にチャレンジしてもいいんです。

でも、選択肢が広すぎて迷っちゃう…
何がわたしに向いてるんだろう?

何がしたいかわからないときは、自分の興味があることや、仕事の中で得意だと思える部分を活かせる仕事を考えるといいですよ。

例えば……

  • 話すのが得意 → 接客業、営業
  • 相談に乗るのが得意 → カウンセラー、キャリアアドバイザー
  • 細かい作業をコツコツやるのが好き → 事務職
  • 新しいことを考えるのが好き → 企画、マーケター、起業

後悔しないためには自己分析と自分の棚卸が必須です。自分の強みと価値観の軸を明確にしてから転職活動を始めるとスムーズに進みます。

でも、わたしに強みなんてないよ…

それはあなたが自分の強みに気づいていないだけ。
強みと弱点は表裏一体ですし、得意なことって当たり前にできちゃうから自分では気づきにくいんです。

例えば、弱点からはこんな強みが発見できます。

  • 面倒くさがり → 効率化がうまい
  • 仕事が遅い → 丁寧着実
  • 多重業務が苦手 → 一つのことに集中して取り組める

自分にとっては自然にできてしまうため、強みに気づかないこともあります。強みは他人の目から見るとわかりやすいので自分よりも同僚や上司、友人などの第三者のほうがよく知っていたりします。

\ 自分の強みを見つけたいなら /

一般企業への転職を成功させる方法

特別にこだわりがないなら、職種をひとつに絞り切らないほうが転職成功率が上がります。
なぜなら、意外なニーズがあるかもしれないからです。企業やポジションによって求めているものは違いますから、自分の視点から職種を絞ってしまうといい求人を取りこぼしてしまうかもしれません。

とはいえ、自分の価値観の軸を持っておくことは重要です。軸がないと周りの意見に振り回されてしまいます。
例えば、残業がイヤで転職したのに転職先はもっとブラックだったら意味がないですよね?「そんなことはしない」と思われるかもしれませんが、意外と多くの人が失敗してしまうパターンの一つなんです。

ベストな手順は以下のとおりです。

  1. 自己分析
  2. リサーチ
  3. 転職の手段を選ぶ
STEP
自己分析をする

まずは自分の大切にしたい価値観、転職の軸、自分の強みなどを明確にすることが大切です。

ですが、自分で自分の強みに気づいて、さらに面接で自信をもって伝えることができるようになるのはとても難しいことです。

第三者に相談することをおすすめします。

STEP
リサーチをする

自己分析ができたら、職務経歴書・自己PRを作成します。これらをスカウト系転職サービスに登録するとオファーが来ますので、自分の市場価値を知ることができます。

自己分析が完了するまでは応募はおすすめしません。

選考途中で話がコロコロ変わると一貫性がないととらえられてしまい信頼を得られないため、お見送りの原因になります。

STEP
転職サイトやエージェントなどの手段を選ぶ

企業への転職を考えているなら、看護師資格を活かしたものであっても総合型転職エージェントを選びます。

職種によってはLinkedInなどのSNSやコネクションが有効ですので併用しましょう。

スカウト系転職サービスはクローズド案件を持っているエージェントに出会え、レアな求人が見つかることもあります。

看護師が一般企業へ転職するメリット5選

夜勤がなく身体的負担が減る

一般企業は基本的に夜勤なしの勤務ですので、身体的負担は軽くなります。

看護師は夜勤前提の体力勝負の仕事ですよね。若いうちはなんとかなっても負担は蓄積していきます。
体が資本だということはつまり、無理をして体を壊すと仕事を失うリスクがあるといえます。

その点オフィスワークは、体力がなくなってからも働ける点がメリットです。

命を預かる精神的なつらさから解放される

ちょっとしたインシデントや観察不足が人の命に直結するプレッシャーから解放されることも大きなメリットでしょう。

かわりに、職種によって大きなお金をやり取りしたり、成果を求められたりはあるかもしれません。
でも自分のせいで人の命が奪われるようなことはありませんよね。

一般企業勤務では患者からの距離が遠くなります。たとえ医療系の企業であっても、直接的に人の命を預かるストレスはなくなるでしょう。

カレンダー通りでワークライフバランスを保てる

病院の看護師はシフト勤務で夜勤ありきの仕事ですから、家族との時間は確保しづらいですよね。

一般企業では土日祝日休みが基本です。
最近は働き方改革でテレワークやフレックス勤務OKのところも多いですよね。特に働き方に自由度がある職種なら、家族の都合に柔軟に対応できます。

社会人としてのマナーを身に着けられる

看護師は社会人としてのビジネスマナーを身に着けにくい職です。

なぜなら患者さんの生活に近い立場だから。患者さんに壁を感じさせないコミュニケーションは看護師として大事なスキルではあります。
しかし、社会人としての一般常識については教える人もいませんし、機会もありません。

一般企業であれば、顧客対応を通して常識的な大人としてのマナーが身につくでしょう。

自律的なキャリアを形成しやすい

病院の看護師はいまだ終身雇用制が色濃く、雇用する側の都合で強制的に配置転換させられますよね。これは「中堅看護師あるある」ではないでしょうか。

自分が「まだまだこの道を極めたい」と考えても聞いてもらえず、
全く関係のない部署に異動させられるんですよね…

一般企業では終身雇用制度が崩壊し、ジョブ型雇用に移行しています。
自分の道を自分で決められれば、やりがいをもって楽しく働けるでしょう。

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看護師が一般企業へ転職するデメリット3選

看護師を辞めて一般企業へ転職する際のデメリットを挙げるとすれば以下の3つです。

  • 基本的な看護技術を身に着けられない・忘れてしまう
  • 夜勤がないぶん年収が下がる可能性がある
  • 看護師としてのキャリアが途切れる

ただし、これらは今後臨床に戻るつもりがないならデメリットにはなりません。

早く転職するほど新しい仕事を早く覚えられますし、成果を挙げれば収入アップも見込めますよね。キャリアチェンジ後にさらに転職・年収アップを狙うなら早いほうがいいです。

何を重視して何を捨てるのか、決めるのはあなたですよ。

デメリット①基本的な看護技術を身に着けられない・忘れてしまう

「最初は看護技術を身につけなければ」「臨床を長く離れると忘れてしまうかも」
臨床から離れることを考えると、こんなふうに不安になりがちです。
たしかに、看護技術は忘れてしまうかもしれません。

でも、看護技術って本当に今のあなたに必要ですか?

一般企業へ転職したら当然、企業で必要な別の能力が求められます。その能力をしっかり身に着けることのほうが大切ではないでしょうか。
仮に臨床に居続けても、部署が変わって診療科が変われば求められる看護技術や医学知識も変わりますよね。

  • 血液内科病棟と整形外科病棟で必要な知識技術は同じ?
  • ICUと精神科病棟で必要な知識技術は同じ?
  • 今の看護師と20年前の看護師に求められる知識は同じ?

また、看護師は復職支援が手厚い職種ですから、一度離れてブランクができてもさほど心配いりませんよ。

デメリット②夜勤がないぶん収入が下がる可能性がある

看護師は夜勤があるため、日本の平均年収から考えると収入が高いです。つまり、転職によって収入が減る可能性があります。
でも、年収が高くて夜勤のある生活がいいか、収入が多少下がっても夜勤のない生活がいいかはあなたの価値観次第です。

もちろん職種によっては年収アップの可能性もあります。
前述したCRC、CRA、クリニカルスペシャリスト、営業、メディカルライター、アカウントエグゼクティブなどはむしろ年収アップの可能性が高いでしょう。

デメリット③看護師としてのキャリアが途切れる

臨床の看護師としてのキャリアは途切れてしまいます。そのため看護師として臨床に復帰したくなった時に採用で多少不利になる場合があります。

その場合は日本看護協会などの復職支援制度を利用し実績を積みましょう。
就職した病院でも、ブランクがある看護師向けにサポートがあるところもあります。

看護師資格は最強!いつでも戻れます。一方、チャレンジできる年齢は限られますから、迷うなら思い切ったほうが後悔は少ないでしょう。

看護師から一般企業への転職体験談 なぜ転職したのか聞いてみた

実際に一般企業へ転職した人に、看護師を辞めた理由を聞いてみました。

20代女性

やってみたけど、看護師には向いてないと思ったから。もっと自分のペースで仕事したい。

20代女性

看護師をずっと続けていけると思えないから。60歳まで夜勤するの無理だし…頑張っても年々仕事が増えるだけで給料はたいして増えないんですよね。

30代女性

子育てなど家庭との両立が難しいからです。
夜勤免除・時短勤務にしてもらったけど、結局フルタイムの人と同じ時間に帰ってるし、子どもの体調不良で休んでたら周囲のスタッフの当たりがきつくなったんですよね…

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【まとめ】看護師から一般企業へ転職するのは誰でも可能!

  • 看護師から一般企業へ転職しやすい具体的な職種と内容
  • それぞれの収入、働きやすさ、転職の難易度、コツ
  • 一般企業への転職のための手順

一般企業への転職は、誰でも可能です。いちばん大切なのは、最初の一歩を踏み出す勇気です。

看護師から一般企業へ転職するなんて無理なんじゃない?と思っているかたに勇気をもっていただけたら嬉しいです。

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